介護職員実務者研修からのキャリアパスについて

介護職員実務者研修は、2013年4月より新たな資格制度として施行されました。

ここでは介護の仕事に携わる方が、さらに介護のエキスパートを目指すことのできる資格名とその受験資格となる実務経験などについて解説しています。

介護職におけるキャリアパス

レベル

介護資格

受講資格又は受験資格の概要

上位資格

認定介護福祉士(仮称)

介護福祉士の資格取得者で、居宅・居住(施設)両方の経験および介護チームのリーダー経験があり、実務経験も7〜8年必要。

さらに合計で400〜500時間の研修を修了する必要がある。

介護支援専門員
(ケアマネジャー)
介護福祉士の資格取得者または介護職員初任者研修課程もしくは実務者研修の修了者で、介護施設又は介護事業所での雇用期間が通算して5年以上であり、かつ介護現場での実務経験日数が900日以上あること。

介護福祉士 実務経験ルートの場合、平成28年度(第29回)国家試験からは、 3年の実務経験に加えて実務者研修の修了が必須条件。

介護職員実務者研修
(旧 ホームヘルパー1級・
介護職員基礎研修課程)
初任者研修の上位資格だが、無資格・未経験でも受講可能。

下位資格

介護職員初任者研修
(旧 ホームヘルパー2級)
無資格・未経験でも受講可能。

介護資格のレベルと業務内容

介護資格

レベル・業務内容

介護職員初任者研修
(旧 ホームヘルパー2級)
基本的な介護の知識・技術を修得し指示を受けながら介護業務を実践できる。
 介護職の未経験者が受講する入門資格
介護職員実務者研修
(旧 ホームヘルパー1級・介護職員基礎研修課程)
専門的な介護の知識・技術、医療的ケアを習得し、平成28年度以降は介護福祉士の受験資格として必須。
 介護福祉士の受験資格
介護福祉士 利用者の要介護状態に応じた的確な知識・技術を修得し、介護のチームリーダーとしても介護職や他職種との連携等を行える幅広い領域の介護業務を実践できる。
 介護職の国家資格
介護支援専門員(ケアマネジャー) 利用者に適切なケアプランを作成し、介護サービス事業者と利用者との連絡、調整等を行える。
 都道府県知事が認定する任用資格
認定介護福祉士(仮称) 介護職に対し介護技術の指導や職種間連携の中心としてチームケアの質を改善し、様々な障害がある利用者に対しても高品質な介護を実践提供できる。
 介護職の最上位に位置づけられる新資格
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