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高齢者向けの旅行業界、アパレルファッション業界、美容業界をどのような視点で見れば、介護職の技量を活かせるのか、今後の動向やニーズはどのようなところにあるのかについて考察してみました。

介護職としての旅行業界の見方

 近頃のトラベル業界では、中高年や若年層に向けた旅行ばかりではなく、シニアーシルバーを層を対象にすることにより思っている以上に活気にあふれています。

「高齢になったら、自宅で盆栽や植木などを手入れしながらのんびり生活していきたい」というような従来の「高齢者」の固定観念とは真逆に、「定年後こそ生き生きと生活をしてみたい、あちこちへ足を運びたい」というような考え方を持つ高齢者も多くなってきました。

現に、定年退職を目と鼻の先にひかえた労働者に対する聞きとり調査では、定年後に最も取り組みたいことの中の1つに「トラベル」が例外無く挙がってきます。

特に最近では、ただの観光旅行だけではなく、10代頃からの夢だった留学を目指したロングステイのプランや、ユネスコ遺産を訪ねるなど、個人の希望を叶えるような旅行プランも好評です。

これは観光旅行の域を飛び越え、生涯に一回きりの望みを実現し一生涯の宝ともなり得る忘れることができない経験を堪能できる旅行プランとも言えます。

また、大型客船で長期に渡って安心した旅が可能なのは、船内における医療体制が完備され、十分なケアサービスを提供できる仕組みが構築されているからです。

今後の旅行コンダクターは、旅行者の高齢化に比例して、一般旅行業者取扱主任者の免許だけでなく、介護士としての適性も必要になってきます。

介護職としてのアパレルファッション業界の見方

 流行の第一線とも言えるアパレルファッションの業界でも、シニア、シルバー層を重視せざるを得ないような状況に社会が大きく変化してきました。

何故なら、ファッションにおける大きな市場の一角をアパレルファッションの業界は占めているからです。

レディース狙いの主流世代層が高齢化していくに伴い、中高年世代のファッションのあり方などを新たな視点で見つめ直すべき社会状況に移り変わっています。

アパレルファッションの業界は、「永遠にフレッシュでありたい」といった人の心理要求と足並みを揃えて、どんなときも若さをターゲットにして来たのです。

 しかし、今後必要とされる事は、若さを意識したデザインやスタイルは当然のこととして、機能面においては、寸法幅や衣服の着替えやすさというような中高年層に相応しい衣類です。

これは「ユニバーサルファッション」と称されており、一般的なカラーや柄、デザインを保った状態で、さらに着替えやすく、お年寄りでも着心地が素晴らしい衣服が考案されています。

 ファションショーでも 車椅子生活を送っている方がモデルとして参加しランウェイするなど、ファッションは体のハンデに関係なく、あらゆる立場の方が取り入れられるものであることが認識されるようになってきました。

介護施設に入所してから、長い間、寝間着姿のままで生活することが多かった女性高齢者が、綺麗なブラウスを着てメイクしている内に、だんだん元気を取り戻したという実例も存在します。

年や性別、体の状態に関係なく、ファッションはすべての方にとって、前向きに生きるために必要となる活力の元となり、従来の若い女性だけが楽しむだけのものではありません。

介護職としての美容業界の見方

 一般的に見ると美容業界と高齢者介護ビジネスとは、全く正反対の業種のように思えますが、近頃では「介護美容」「コスメティックセラピー」なども注目されるようになってきました。

介護施設にコスメ販売店の担当者が訪問して、入居中の女性高齢者たちに指導しながらメイクを行っていると、一切外出しなかったこもりがちの高齢者まで活気を取り戻し、徐々に症状が良くなってきたという話も聞きます。

これは、介護施設に入所してからメイクという本来は普通に女性が日常で行っていることすら満足にやってこなかったという事実を表すものです。

それとともに心身状態に関係なく、生活習慣を普段通りにやっていくことにより、元々女性が備えている社交性や生活能力を発揮し改善することに繋がることの証明にもなります。

 現在では、美容師専門学校の授業に於いても「介護美容」や「コスメティックセラピー」などの教科が取り入れられています。

美容学校の中には、美容と介護に関するカリキュラムを修了すると、美容師と介護の両技術を兼ね備えた福祉理美容士の資格を取得できるスクールも多くなってきました。

それは、美容と介護の両面に精通した専門家を育成し、コスメ美容を手段として人の活力を引き出すことを目的としています。

介護施設の中には、美容師を採用し敷地内に美容室を設置して、施設入居者を対象にしたヘアカットやパーマを行なっているところもあります。

 最近では普段の家庭生活を送れる環境が整備された介護施設も多くなっており、介護サービスという職域には、このような美容分野にも広がっているのが現状です。

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