介護職員実務者研修の受講内容と資格取得手順について
介護職員実務者研修は、2013年(平成25年)4月より新たに制定運用された資格制度で、介護職員初任者研修の上位資格になります。
本カテゴリでは、介護職員実務者研修の資格取得に関する基礎知識と留意点、受講内容、学習カリキュラム、スクーリング必須科目、既に取得している介護資格による履修免除科目などについて、わかりやすく解説しています。
旧資格から介護職員実務者研修への資格移行の経緯について
介護職員実務者研修は、介護職員基礎研修と訪問介護員研修1級(ホームヘルパー1級)が一本化された資格です。
介護職で唯一の国家資格である「介護福祉士」の受験資格として、 「実務者研修」の受講修了が、平成28年度(第29回)試験以降は必須条件となりました。
次に、旧資格である訪問介護員研修(ホームヘルパー)及び介護職員基礎研修から介護職員実務者研修への資格移行の経緯について解説します。
- 介護職員基礎研修
- 訪問介護員研修1級(ホームヘルパー1級)
- 訪問介護員研修2級(ホームヘルパー2級)
- 訪問介護員研修3級(ホームヘルパー3級)
- 介護職員基礎研修、訪問介護員研修1級(ホームヘルパー1級)
⇒介護職員実務者研修に一本化 - 訪問介護員研修2級(ホームヘルパー2級)
⇒介護職員初任者研修への移行
- 介護職員基礎研修
⇒50時間の(医療的ケア)受講が必要 - 訪問介護員研修1級(ホームヘルパー1級)
⇒95時間(スクーリング+医療的ケア)の受講が必要 - 訪問介護員研修2級(ホームヘルパー2級)
⇒320時間の受講が必要
平成28年度(第29回)試験以降の介護福祉士国家試験を受験する際には、介護職員実務者研修の受講修了が、必須条件となりました。
また介護職員実務者研修は、介護関連の資格の有無や実務経験に関係なく誰でも受講でき、所定の研修科目を履修できれば資格取得が可能です。