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これから実務者研修を目指す方は、自分にとってなぜこの資格が必要なのかをしっかり考えることも大切です。

介護現場では実務者研修を始めとする介護資格を持った人材が、ますます必要とされている現状があります。

ここでは、実務者研修を目指す目的や動機を再認識することの重要性、実務者研修の資格取得者に求められる技量について考察してみます。

目 次
1. 実務者研修を目指す理由や動機を再確認する
2. 介護資格を取得することの真の目的や意味とは何か?
3. 実務者研修の資格取得者に求められる技量とは
4. 初任者研修と実務者研修の違いとは
5. 現場ヘルパーをまとめる技量が実務者研修の資格取得者には求められる
6. 利用者本位のサービスを提供するマネジメント力が求められる

1.実務者研修を目指す理由や動機を再確認する

実務者研修は旧ホームヘルパー1級と同程度の専門技術を習得できる介護資格です。

また、介護の業務経験が3年以上ある方は、この資格を取得することで介護福祉士の国家試験を受験する資格を得ることができます。

世間では以前から景気が悪くなるたびに、資格取得がクローズアップされ資格ブームに拍車がかかります。

新聞、雑誌、ネット、テレビCMなどでも各種資格の案内広告が紹介され、書店に行くとキャリアアップコーナーには専門資格の本が陳列され資格取得を目指す人々が購入していきます。

その流れは、医療業界だけにとどまらず、福祉介護系の介護福祉士、ケアマネジャー、初任者研修、実務者研修などの資格にも及んでいます。

介護保険が施行された当時はケアマネジャーの資格が新設されたこともあって、一時期大ブームになりましたが、福祉系資格へのブームは現在になっても下火になることなく綿々と続いています。

「資格の有無より実力があるかどうかが重要だ」と言う人もいますが、第三者に資格認定し格付けしてもらうことでスキルを証明でき安心感と自信を持てるということは人間の本性かもしれません。

一方、資格を持っているからといって、それだけで生活が成り立つような甘い社会ではないことも事実です。

しかし、会社勤めしている方は、リストラにあった場合でも即座に就職活動ができるよう資格を取得しておこうというのが本音のようです。

いずれにしろ、あいまいな理由や目的や動機では、仕事に対する取り組み姿勢や熱意は薄れ長続きすることはありません。

実務者研修の資格取得を目指すにあたっては、目的や動機をしっかりと再認識することで中途挫折せずに、最後までやり遂げるモチベーションを保つ原動力に繋がります。

2.介護資格を取得することの真の目的や意味とは何か?

現在、介護職に従事し介護職員初任者研修やホームヘルパー2級などの介護資格を保有している方で、将来ステップアップしようと考えている場合は、再度、動機や目的、その意味について立ち返って考えてみることも重要です。

初任者研修と実務者研修の研修過程や内容には差がありますが、介護現場では同じような業務を行います。

また、サービス提供責任者になれる資格要件は、次のように実務者研修を取得していなくてもなれますし、相応の仕事を担う場合もあります。

但し、初任者研修やホームヘルパー2級の有資格者としてサービス提供責任者の職責を担っている場合は、介護事業所の介護報酬が10%減算となるので、事業所の売り上げは減収となるのも事実です。

サービス提供責任者になれる資格要件
  1. 実務者研修の修了者
  2. 初任者研修の修了者で介護現場で3年以上の実務経験がある者
  3. ホームヘルパー2級を取得して介護現場で3年以上の実務経験がある者

実務者研修の資格を取得したい理由とは何か?

実務者研修の資格取得を目指す方の動機としては次のようなことが考えられます。

  • 介護福祉士を目指し、さらにスキルアップしたい
  • 介護の知識をもっと高めたい
  • 介護現場で管理者の役職にあるから
  • 介護の仕事にもっと自信を持ちたい
  • 介護現場でヘルパーをまとめる力をつけたい
  • 介護サービスのマネジメント方法がわからない
  • 効率的に仕事を進めたい
  • 介護サービス事業を起こしたい
  • 自分がどこまでできるか試したい

 以上のことをしっかり再認識することで自分を見失わず、途中で挫折することなく資格にも仕事にも取り組むことができます。

3.実務者研修の資格取得者に求められる技量とは

介護職員実務者研修の資格取得者は、旧資格であるホームヘルパー1級に相当し、介護技術の知識や技能のレベルアップ、介護職員をまとめる力も求められることになります。

実務者研修を修了すると訪問介護施設などでサービス提供責任者になることも可能で旧資格のホームヘルパー1級に相当する技量があるとみなされます。

すでにホームヘルパー2級や介護職員初任者研修の資格を取得して介護現場で実務経験を積まれてきた方は、当時の研修や演習内容を思い起こしてみて下さい。

授業に出席し、テキストを読んだりレポートを提出したり、実技演習を行ったりしたことが懐かしく思うことでしょう。

4.初任者研修と実務者研修の違いとは

それでは初任者研修と実務者研修はどう違うのでしょうか?

一番分かりやすいのは研修カリキュラムのボリュームの違いで使用するテキストの厚みが違います。

介護福祉サービスや介護技術に関する内容がいっぱい詰め込まれています。

受講時間を比較すると初任者研修の130時間に対し、実務者研修は450時間+12時間の計462時間が実質的な受講時間になります。

実に初任者研修の3倍以上の内容を学ぶ必要があります。

実務者研修 初任者研修
研修科目 20科目 10科目
受講時間 450時間+12時間 130時間
受講期間 6ヶ月 1ヶ月~3ヶ月

5.現場ヘルパーをまとめる技量が実務者研修の資格取得者には求められる

初任者研修と実務者研修の一番の違いを挙げると、初任者研修では、介護現場で必要になる知識と技術を習得することに主眼が置かれています。

一方、実務者研修では、現場の介護職員をまとめ、看護師を始めとする関連スタッフとの連携を図り、介護サービスをトータル的に提供していくための次のようなマネジメント力を養うことにも重点が置かれています。

  • チームケア
  • ケアマネジメント
  • 介護拒否のある利用者などの難しい事例への対応方法
  • ヒヤリ-ハットなどケアサービスのリスクマネジメント

要は、介護事業所側が組織として適切な介護サービスを提供するための仕組みづくりを構築できる技量を養えるようなカキュラムとなっています。

これは、ケアマネジャーが担っている次元とは違い、介護現場の利用者や職員の立場に立った介護サービスをマネジメントして、さらに利用者の満足度を向上させる役割を果たすためにも重要な内容です。

6.利用者本位のサービスを提供するマネジメント力が求められる

実務者研修を取得した方は今後介護福祉士やケアマネジャーを目指す人もいると思いますし、福祉住環境コーディネーターや社会福祉士などの関連資格にもチャレンジすることも考えられます。

実務者研修を取得したての頃は、ケアマネジメントはケアマネジャーや介護福祉士の仕事と考えがちです。

しかし、実際の介護現場では多くの介護人材が不足しており、現場ヘルパーをしっかりマネジメントして利用者本位の最適なケアサービスを提供できるように、全体をコントロールできる立場の人材が求められているという現状があります。

ケアマネジャーは、あくまでもケアプランを中心として利用者へ提供するサービス内容をコントロールしていきますが、実務者研修のレベルになると訪問介護計画(ケア計画)で具体的に利用者ごとの自立目標を設定して、それを実現するためのケアサービスの中身を決定していけるようになるべきです。

ケアマネジャーは、多くの利用者を抱えており、ほとんどの時間を書類作成など手続き上の業務に費やしている現状があります。

そんな中で利用者本位の最適な介護サービスをいかに提供できるかは、実務者研修レベルの技量を持った介護職員がいかにケアマネジメント力を発揮するかにかかっていると言っても過言ではありません。

介護現場の課題

 介護現場は以前から次のような課題を抱えています。

  1. 超高齢社会に突入し、介護人材が多く不足している。
  2. ケアサービスのニーズに見合うよう現場を全体的にコントロールできる人材が少ない。
  3. 現場の介護職員をまとめ、全体的に業務調整できるような統括管理的な人材がほとんどいない。

 以上のことから利用者本位の最適な介護サービスを提供する為に、実務者研修レベルの技量を持った介護職員などのマネジメント力が必要となります。

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