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介護福祉士国家試験は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターが主催している介護資格の中でも唯一の国家試験資格になります。

受験資格については、実務経験ルート、福祉系高校ルート、介護・福祉系養成施設ルート、EPA(経済連携協定)ルートの4通りのルートが設定されています。

試験日は、毎年1回実施され筆記試験が1月下旬頃、実技試験が3月上旬頃に実施されています。

受験申込書の受付(提出)期間は、試験日の前年8月上旬から9月上旬となっています。

試験場所は、筆記試験は全国35都道府県で行われていますが、実技試験については東京都と大阪府の2ヶ所だけです。

合格基準については、筆記試験は60%程度の正答率で試験11科目群全てに得点した場合に合格となり、実技試験は60%程度の正答率で合格となります。

介護福祉士の筆記試験で特に注意することは、出題問題は11科目ありますが、もしその内の1科目でも得点できないと不合格となるので、まんべんなく解答できるよう苦手科目は克服しておく必要があります。

受験手数料は18,380円と高額な上、試験も年1回しか受験チャンスがないので、しっかりと事前に受験対策を行うことが大切です。

合格者の発表は、3月下旬に公表されます。

実技試験免除については、福祉系高校ルート、EPA(経済連携協定)ルートで下表の「実技試験免除対象」で示している条件に該当した方が対象となります。

介護福祉士国家試験の内容

試験名 介護福祉士国家試験
受験資格
  1. 実務経験ルート
  2. 福祉系高校ルート
  3. 介護・福祉系養成施設ルート
  4. EPA(経済連携協定)ルート

受験資格については、
介護福祉士の4つの受験ルートと受験資格要件について」にて図解で解説しています。

試験日

筆記試験:1月下旬

実技試験:3月上旬

受験申込書の
受付(提出)期間
8月上旬から9月上旬
試験地

筆記試験(35か所)
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

実技試験(2か所)
東京都、大阪府

試験科目

筆記試験(1問1点の125点満点)

出題は次の13科目
  1. 人間の尊厳と自立
  2. 人間関係とコミュニケーション
  3. 社会の理解
  4. 介護の基本
  5. コミュニケーション技術
  6. 生活支援技術
  7. 介護過程
  8. こころとからだのしくみ
  9. 発達と老化の理解
  10. 認知症の理解
  11. 障害の理解
  12. 医療的ケア
  13. 総合問題

実技試験
介護等に関する専門的技能

合格基準

筆記試験
60%程度の正答率で、試験11科目群全てに得点した者。

実技試験
60%程度の正答率

受験手数料 18,380円
合格者の発表 3月下旬
実技試験
免除対象

福祉系高校ルート
(特例高校等又は平成20年度以前入学者)

下記の3つの内のどれか1つを履修修了した者

  1. 介護技術講習
  2. 介護過程
  3. 介護過程III

EPA(経済連携協定)ルート
(インドネシア、フィリピン、ベトナムの外国人EPA介護福祉士候補者)

下記の4つの内のどれか1つを履修修了した者

  1. 介護技術講習
  2. 介護過程
  3. 介護過程III
  4. 実務者研修
主催団体

公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

所在地

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1丁目5番6号 SEMPOS(センポス)ビル

受験申し込み手続きはこちらから

上表引用元:
公益財団法人社会福祉振興・試験センター
介護福祉士国家試験 試験概要より
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