介護職員実務者研修の学習カリキュラムは、受講科目が20科目あり、下記表の赤字の科目については、スクールや研修会場に通いスクーリングで実技演習を受講する必要があります。
介護職員実務者研修の受講内容(研修科目)
研修科目 | 受講時間数 | スクーリング 実技演習内容 |
人間の尊厳と自立 | 5時間 | |
社会の理解T | 5時間 | |
社会の理解U | 30時間 | |
介護の基本T | 10時間 | |
介護の基本U | 20時間 | |
コミュニケーション技術 | 20時間 | |
生活支援技術T | 20時間 | |
生活支援技術U | 30時間 | 生活支援の演習を行うスクールもある |
介護過程T | 20時間 | |
介護過程U | 25時間 | |
介護過程V | 45時間 | 介護技術の実技演習 |
発達と老化の理解T | 10時間 | |
発達と老化の理解U | 20時間 | |
認知症の理解T | 10時間 | |
認知症の理解U | 20時間 | |
障害の理解T | 10時間 | |
障害の理解U | 20時間 | |
こころとからだのしくみT | 20時間 | |
こころとからだのしくみU | 60時間 | |
医療的ケア | 50時間(座学) | |
12時間(実技演習) | 喀痰吸引・経管栄養等の実技演習 | |
全受講時間 | 450時間+12時間 |
座学で学んだ介護の知識に基づき受講生が介護者役(介護する側)と利用者役(介護される側)とでペアになり、交互に実践的な演習を行い介護技術を習得します。
医療的ケアの実技演習について次の内容について器具や人体シミュレーターを使用し演習で学んでいきます。
- 喀痰吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)
- 経管栄養(経鼻、胃ろう・腸ろう)
- 救急蘇生法
介護現場で必要な生活支援技術を項目ごとに座学で学びます。
スクーリングの必須科目ではありませんが、演習を行うスクールもあります。
通信講座で実務者研修を受講する場合
- スクーリング:
研修会場や教室に通学し、介護過程V(45時間)、医療的ケア(12時間)の実技演習が行われます。 - 自宅学習:
スクーリング以外については、テキストに基づき自主学習し、添削課題を提出する必要があります。
通学講座で実務者研修を受講する場合
- 研修会場や教室に通学し、上記一覧表の全研修科目を座学・演習で学んでいきます。
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