介護職員実務者研修を受講修了し資格を取得することによって、介護施設や介護事業所のサービス提供責任者になることができます。
サービス提供責任者になることで、給料面でも優遇されますので収入アップにも繋がりやすくなります。
サービス提供責任者は、介護福祉士が行っていますが、2013年度より新しく始まった介護職員実務者研修を修了した場合、サービス提供責任者になることが可能になりました。
サービス提供責任者の資格要件
現在、サービス提供責任者の資格要件は次のようになっています。
1.介護福祉士の資格取得者
2.介護職員実務者研修の修了者
3.介護職員初任者研修の修了者で、介護業務の実務経験が3年以上ある者
4.旧 介護職員基礎研修課程の修了者
5.旧 訪問介護員養成研修1級課程(ホームヘルパー1級)の修了者
6.旧 訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級)の修了者で、介護業務の実務経験が3年以上ある者
但し、介護職員初任者研修の修了者および訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級)の修了者の場合は、平成25年4月からは介護報酬の算定方法が改正され10%の減算となっています。
これでは介護事業所の売上げも減収となるわけですが、実務者研修を修了すれば減算されることはありませんし、実務者研修は、無資格・未経験でも誰でも受講することが可能です。
サービス提供責任者の業務内容とは?
サービス提供責任者が主に担う業務内容は次のようになります。
・ケアマネージャーやケアワーカーとの連絡・調整・連携などの管理業務
・ケアプランに基づいた訪問介護計画書の作成
・介護士・ホームヘルパーに対する指導や育成
・訪問介護サービスに伴う管理業務
・現場での身体介護・生活援助などの介護業務
サービス提供責任者には、介護現場の運営に大きな影響を与えることがき、鍵を握る重要な役目が期待されています。
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